特定社会保険労務士今井和寿事務所 | 日記 | 残業はコスト増のはずなのに

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特定社会保険労務士今井和寿事務所 の日記

残業はコスト増のはずなのに

2016.12.01

長時間労働に関する議論が、活発になっていますが、長時間労働が減らない理由の一つに、コストの問題があると思います。

労働時間が長くなって、コストが増すのであれば、経営者側にとっては望ましいことではありません。

経営者は労働時間を減らすために、人員を増やすでしょう。

労働基準法でも、時間外労働である残業や休日労働については、割増賃金の支払い義務を定めて、長時間労働の抑制を図っています。

しかし、労働時間が長い、減らないといわれています。

これには、サービス残業、労働時間の過少申告や割増賃金の不払いが、かかわっていることが多いでしょう。
(残業はコスト増のはずなのに、そうなっていないということでしょう。)

労働者と使用者の力関係が、相変わらず、このような現象を生じさせているのでしょうが、労使間だけで、改善・解決するとは思えません。
(長時間労働の是正には、政府の毅然とした姿勢が必要でしょう。)

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