特定社会保険労務士今井和寿事務所 の日記
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同一労働同一賃金
2016.07.01
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同一労働同一賃金を、政府が目ざしているそうですが、簡単なことではありません。
正規と非正規の社員の違いには、会社に忠実であることを、条件としているようなところがあると、私は思います。
安定した雇用を約束する代わりに、多少の無理があっても会社の言うことを聞け、みたいなところが、日本の雇用風土には根強いと思うのです。
(だから、終身雇用や年功序列という仕組みになったのだと、思います。)
したがって、同一労働同一賃金を実現するには、労働の価値を正しく評価するだけでなく、労働者と会社の力関係の変化も必要になると思います。
(日本の労働組合の組織率は、低いですね。)
大企業を優遇してきた自民党が、本気で取り組むのか、注視する必要がありそうです。