特定社会保険労務士今井和寿事務所 の日記
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教育訓練の工夫
2015.02.23
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使用者からみて、仕事の能力に問題あり、という労働者がいるとします。
仕事で間違いがあれば、会社側は注意・指導しているとします。
この社員が怠惰で手を抜く人ならば、解雇を考えるでしょうが、当人が能力不足を自覚していて、努力している様子も見て取れるとなれば、どう対応したものか、という感じにもなるでしょう。
職場で行われる教育訓練で、圧倒的に多いのはOJTです。
OJTはふだんの仕事の場で行うことが可能なので、制約が少なくコストも小さいです。
会社としては取り組みやすいものですが、柔軟性に欠け画一的で、受講する者のスキルによっては内容・程度が適さない・難しいということもあり得ます。
もし、一度もOff・JTを行ったことがない事業所であれば、ご活用をお勧めします。
外部の教育訓練を利用するので費用はかかりますが、ふだんとは異なる環境・方法での実施となり、今までに気づかなかった改善方法や新たなスキルに結びつく可能性もあります。
(なれ合いやマンネリの防止にもなります。)
教育訓練を工夫して、社員のスキルアップを行いましょう。